副理事長・専務理事所信

河西正司

副理事長

上野 幸美

先人たちの熱き志のもと1951年に(一社)甲府青年会議所は全国で13番目に誕生し、今日に至るまで長きにわたり活動してきました。それは、この(一社)甲府青年会議所が地域に根差し、必要とされる組織であったこと、なによりも、先輩諸兄のたゆまぬ努力のもと築き上げられてきた伝統と歴史があったからこそと受けて止めております。73年を迎える本年、私たちは、この重みをしっかりと受け止め、新しい歴史を創っていくためにも時代の流れに柔軟に対応し、まちに住まう人々の心を掴む運動を起こすとともに、(一社)甲府青年会議所が起こす運動に誇りと自信を持ち、2024年度スローガンである「YouMore~NoLimit!!」を心に留め、まちを変えられるという気概を持って挑戦していきます。

【山の都彩広委員会】
山梨県は富士山をはじめとする多くの山々に囲まれた自然豊かな地域であります。四季折々の美しい景観が広がり、日本有数のぶどう栽培地域でもあり、ワインやフルーツの産地としても有名です。また、山梨県は歴史や文化にも深く根ざしており、甲府市には武田信玄の居城であった甲府城跡などの歴史的名所があります。さらには、山梨県は美しい風景や季節の変化をテーマにした俳句や詩歌の発展の地でもあり、文化的な側面も魅力です。
このように山の都は魅力豊かな環境に恵まれており、地域資源も豊富です。
2024年度はスポーツを通してこの地域資源を活かしたまちづくりを行います。更には、このまちに住み暮らす全ての地域住民が、このまちに対し愛着と自信、誇りを持ち、住み続けたいと思えるまちづくりにつなげていきます。その為にも、従来のまちづくりの枠組みにとらわれることなく、地域の団体や全ての世代が交流でき、協力し合える事業を展開し、ユーモアな発想を加えることで地域創生につなげてまいります。

【出向・渉外特別委員会】
出向と渉外活動への参加は、自身の所属するLOMと異なるLOMの人たちが交流することで、会内だけでは得られない貴重な経験や成長の機会に満ちています。この貴重な機会から得る新たな発見や学び、考え方はいずれ(一社)甲府青年会議所に還元され、組織の成長につながります。特に2024年度は世界会議が台中で開催され、姉妹JCである高雄青年会議所を盛り上げると同時に、会員にはそのスケールメリットも体感していただきます。また、本年も出向者を多く輩出します。これからも出向者を多く輩出できるよう丁寧な支援を行うとともに渉外活動へは積極的な参加の促しを約束します。

最後に、私は本年をもって入会8年目、同時にラストイヤー、その上、副理事長という大役を拝命いたしました。現在と入会当初のメンバーの顔触れを見比べると、そのほとんどが入れ替わり、活動期間が有限であることを実感しています。しかし、それがJCの特徴であり魅力の一つであります。常に入れ替わりを繰り返しながらも成長し続ける秘訣でもあります。この先10年後、20年後、30年後と、この素晴らしき組織が成長し続ける機会を得るためにも、ささやかではありますが、私がこれまで培ってきた経験を活かし、次の世代にしっかりとバトンを渡していきます。若輩者ではございますが、誠心誠意、邁進して参りますので一年間どうぞよろしくお願い致します。
奥山比以呂

副理事長

淺川 貴明

【未来を見据えた青少年育成】
日々めざましい進化を続けている21世紀の今日、物に満たされ便利で豊かな時代になりました。しかしその反面、社会の進歩とともに私たちを取巻く地域社会は急激に変化し子どもたちの外で遊ぶ姿を見ることも少なくなる中、人間関係の気薄化が問題視されることも多くなりました。
現代を生きる私たち大人は、明日を担う子どもたちにスポーツを通じチャレンジする大切さ、ユーモアを取り入れた事業、例会をおこない創造力や思考力を育成し、人との繋がりや体験の中から
感じ取ることができる機会や環境の場を提供していきたいと考えております。
地域のことを考えるとき、誰もが自分が生まれ育った街・そこで出会った人や思い出に想いを馳せ、そのたくさんの経験をもとに考え方や性格が形成され今の自分があることで感謝の念を抱くものだと思います。またそう強く想える、そんな地域社会を築く事が理想であると考えます。青少年たちが生まれ育ったこの街に感謝の念を抱き、地域社会の未来を担っていく意思を持ってもら
えるような印象に残る事業展開を目指してまいります。

【組織を循環させることで生まれる会員の連携】
組織好循環会議では副議長、副委員長を中心として会議を行うことで縦横のつながりを強化し、多様な職種や価値観を持つ会員を結び付けながら活動の共有を行います。
また、新入会員の参加を促進しながら各会議体・委員会の魅力を共有し組織の活性化を図りながら意識統一を目指すことで事業、例会のより良い構築、また会員の出席率増加の一助になるよう邁進してまいります。

【結びに】
2024年度は「YouMoreNoLimit!!」のスローガンのもと、新しい取り組みを積極的に取り入れ、参加することで得られる楽しさ、喜びを会員に改めて知っていただきく為にあらゆる機会、情報の共有を行ってまいります。グループとして、理事長を支え、組織全体を支え、地域を支えてまいります。
奥山比以呂

副理事長

齋藤 惠太

72年もの長きにわたり、(一社)甲府青年会議所は「山の都」を理想のまちとするための運動を続けてきました。その72年間の歩みは、決して平坦なものではなかったと思います。変わりゆく社会情勢の中、それぞれの時代における地域の課題を見出し、その解決のために行動し続けてきました。また、社会の変化とともに人々の価値観も変わり、組織の在り方も変化し続けています。時代の変化に対応しつつ、地域のニーズに応えてきたからこそ、今日まで(一社)甲府青年会議所が存在するのだと考えます。

青年会議所には「40歳まで」という期限が設けられています。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。

 

新しい入会者を継続的に増やしていく会員拡大活動ですが、近年入会者は減少傾向で入会年齢も高くなり、在籍期間が少なくなってきていることから、会員数は減少しつつあります。社会情勢や人口減少を考えれば当たり前のことかもしれません。しかし、山の都を先導するリーダーの輩出は甲府青年会議所が果たす社会的責任であり、将来山の都を発展させていくためにも必要不可欠な活動です。

会員拡大活動を行う上で必要なことは相手に青年会議所活動の活動意義と魅力を伝え賛同していただくことと、自分自身が実際に経験してきた魅力を相手に伝えていくことが大切になります。視野を広げ多くの候補者に出会い活動に賛同していただける、共に歩んでいただける仲間を探していきます。

 

広報活動は、誰に対して広報することが必要なのかを明確にし、その対象に戦略的に広報しなくては意味がありません。背景、目的に照らし合わせて、どんな人に伝わればよいか、高齢者・若者、男性・女性など、ターゲットを絞り込んでいく必要があります。時代の流れとともに、広報のあり方も変わってきました。これまではホームページやプレスリリースなどの広報が主軸でありましたが、現在はSNSを上手に活用することがもっとも効果のある広報になっています。SNSは手軽に活用できる反面、ルールやコンプライアンスを遵守しなければ、今まで築き上げてきた甲府青年会議所のイメージが悪くなってしまいます。広報によって組織の印象も大きく変わることを理解し、甲府青年会議所のブランドイメージの定着を目指していかなければなりません。

 

また、戦略的に広報するルート、タイミング、媒体、そこに何を発信するのかを明確にし、ユーモアを加へ、地域や会員の皆様に賛同を得られるような広報活動を行っていきます。

 

(一社)甲府青年会議所は72年の歩みの中で、多くの諸先輩方が行政や企業、地域住民と連携して、より良い地域にするための活動を行ってきました。この地域に向けた取り組みの一つひとつが重要であり、この関係性を深めていくことが大切です。
地域に根付き58年を迎える伝統的な献血事業や第44回山の都ふれあいコンサートに多くの現役会員が携わることは、地域からの信頼を高めることにつながります。あらゆる諸事に誠意をもって対応し、地域からの信頼を深めていくことで、甲府青年会議所の存在価値を高めていきます。
齋藤啓文

専務理事

大澤 輝

【規律、効率、共感】

いつの時代も、紙やデータで手にすることのできない体験で得た経験や暗黙知こそ、私たちのまちづくりへの思いの源泉です。しかし、まちづくりに関わる選択肢は多く、歴史や伝統以上に共感が尊ばれる社会の中で、(一社)甲府青年会議所が地域にインパクトのある運動を続けていくには、会員の「組織に対する共感」と、多様な価値観を認め、誰にでも伝わる「効率的な組織運営」が必要です。一方で、迎合的な効率主義によって、省略や不完全を一度許してしまえば、組織の衰退は免れません。私は、2024年度の(一社)甲府青年会議所、組織運営の責任者として、「効率と省略を区切る規律」をもって組織の共感を支えます。

【挑戦への発射台】

失敗を恐れず挑戦する青年会議所活動ですが、挑戦の土台を築く組織運営においては、失敗をしないことへの挑戦が求められます。「挑戦への発射台」として、無駄やゆるみのない総務運営と、実効性を担保する会議運営により組織基盤を盤石とし、会員の活動意欲の底上げを図ります。

 

【思いの羅針盤】

青年会議所活動は、単年度制で行われます。活動それぞれは連続しなくとも、そこに生まれる人と人との新たなつながりやまちづくりの灯は、絶やすことなくさらに大きくしていかなくてはなりません。(一社)甲府青年会議所の中期計画である、総合計画2021を思いの羅針盤として、全会員にさらなる浸透を図ります。

【組織運営のユーモア】
専務理事として理事長を支えるとともに、会員それぞれのため、そして仲間のための「You More」を後押しできる組織風土を築いていきます。力を合わせて取り組むときの、ひょんと飛び出た素っ頓狂な「Humor」を逃さず笑顔に変えて、さらなる「YouMore」を生み続けます。ユーモアの波状攻撃により会員それぞれが持つ「活動へのカベ」を壊し、実りある一年となるよう邁進してまいります。