渋谷巧氏講演会
2025年8月20日(水)19:00~20:30、甲府商工会議所にて、公益社団法人日本青年会議所 関東地区 山梨ブロック協議会主催による特別講演会「青年会議所が人生を変える!」が開催されました。
講師として登壇したのは、公益社団法人日本青年会議所 関東地区協議会 2025年度会長を務める 渋谷巧君(以下、渋谷会長)。自身の半生や起業ストーリー、そして青年会議所で培った価値観や組織運営論を語り、多くの参加者の胸を打ちました。
■ 渋谷巧会長の人物像と原点
渋谷会長は現在、
·株式会社イーグループホールディングス 代表取締役
·株式会社日本エコジニア 代表取締役
·公益社団法人日本青年会議所 関東地区協議会 2025年度会長
として多方面で活躍し、テレビ·ラジオ·動画配信や講演などにも多数出演されています。
しかしそのルーツは、17歳で飛び込んだ解体業の日雇い労働。高校中退、不良少年として過ごした学生時代を経て、18歳のとき命を落としかけた経験を機に「時間の大切さ」に気づきます。そして“自分の葬式から逆算して人生を設計”するという独自の思考を手に入れました。
19歳でサイドビジネスを開始し、22歳のときに勤務していた会社が倒産。自分を信じてついてきた仲間を守るため、起業を決意。まさに「失敗と決断」の積み重ねによって今の彼が築かれています。
■ 青年会議所で得た「5つの力」
渋谷会長は、JC活動の中で得た大きな力として、以下の5つを挙げました。
1.お金を使わずに人を動かす力
2.組織と仕組みづくりの力(自走型経営)
3.“伝える”技術(言うではなく伝える)
4.目標を実現するためのスキーム構築力
5.逆境を乗り越えるメンタル強化力
これらの力は、単にJC内で役立つだけでなく、企業経営·人材育成·地域貢献すべての分野で活用され、渋谷会長の現在の経営スタイルの土台となっていると語られました。
■ 人生を変えた「10の価値観」
講演の中で最も多くの共感を集めたのが、「JC活動で芽生えた10の価値観」でした。
·朝起きてやることがあることに感謝する
·困っている人を見逃さない
·自分の考えを信じて行動する
·迷惑をかけてもいいから、誰かの役に立つ
·1日5回以上「ありがとう」を言う
·やりたい仕事より、“なりたい大人”を目指す
·金儲けは1人で、夢儲けはみんなで
·100億を稼ぐより、100人に求められる人生を目指す
·人は恨まず、許す努力をする
·迷ったら“かっこいい方”を選ぶ
これらの価値観は、単なる理念ではなく、経営判断·組織づくり·人生選択において実際に活かされている“実践的な哲学”であると語られ、参加者の心に深く刻まれました。
■ JCは「人を磨く道場」。そして“背負う覚悟”を育てる
渋谷会長はJCを「トレーニングジム」に例え、活動に取り組む姿勢が成長の鍵だと説きます。
·背負っているもの(会社·家族·組織)を自覚して行動する
·本気でまちづくり·人づくり·組織づくりに挑む
·成果ではなく、成長を求める
·「100点を取った日こそ悔しがれ」──満足ではなく反省から学ぶ
JCでの学び方には「正しいスタンス」がある。それを実践することで初めて、本物の力となると語られました。
■ 終盤の質疑応答、そして参加者の心に残った言葉
講演後には活発な質疑応答が行われ、会場からは「社員に議案書を書かせる意義」「人を動かす術」「出向制度の価値」など、実務に直結する質問が相次ぎました。渋谷会長はそれぞれの質問に対し、体験に裏打ちされた言葉で真摯に応答し、会場との熱量のある対話が生まれました。
参加者からは「自分の行動指針が明確になった」「今のJC活動に立ち返るきっかけになった」「本気で人を育てるという意味がわかった」といった声が寄せられ、多くの人が講演終了後も立ち止まり、感想を語り合っていました。
なかでも渋谷会長が最後に語った
「40歳までに、本気で汗と涙を流せる“何か”を見つけてほしい。それは人生において目減りしない“財産”になる」
という言葉は、参加者一人ひとりの胸に深く残るメッセージとなりました。
この講演を通じて、青年会議所が単なる“活動の場”ではなく、「人を育て、価値観を鍛え直す学び舎」であること。そして本気で取り組めば、人生を変える出会いやきっかけが確実に得られることが強く実感された時間となりました。

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