持続可能な会員拡大とは?春日部JCの成功事例に学ぶ
(公社)春日部青年会議所 第60代理事長 馬場茂明君(以下、馬場氏)は、(一社)甲府青年会議所 第74代理事長 萩原亮君が2019年に(公社)日本青年会議所 関東地区協議会 国土強靱防災減災委員会の副委員長として出向した際、委員長を務めていたことがご縁となり、2025年1月30日(木)に甲府青年会議所事務局へお招きし、会員拡大を推進する講演会を開催しました。

馬場氏は、理事長在任中に69名だった会員数を1年間で108名へと拡大した実績を持ち、その実績が評価され昨年の10月5日(土)に開催された全国大会福岡大会の「AWARDS JAPAN 2024 報告会」にて、全671の青年会議所、472事業のエントリーの中から、拡大褒賞部門のグランプリに輝きました。今回はその経験をもとに、持続可能な会員拡大の手法や考え方について語られました。
会員拡大の本質『なぜ増やすのか?』
馬場氏は、会員拡大の目的は単なる人数の増加ではなく、「地域の課題を解決するための手段」であると強調。組織の成長は、地域に対する影響力の拡大につながることから、持続可能な形での会員拡大が不可欠であると述べられました。

持続可能な拡大の仕組み
春日部青年会議所では、会員拡大を「仕組み化」することに重点を置き、無理な勧誘ではなく、「まずは例会に参加してもらう」というアプローチを採用。また、新入会員が早期に離脱しないよう、スポンサー制度やアカデミー制度を活用し、組織内での関係構築を支援してきました。さらに、拡大活動は特定の個人に依存せず、組織全体で行うことが成功の鍵であると話されました。
青年会議所の役割と会員拡大の意義
馬場直前理事長は、青年会議所は単なる会員交流の場ではなく、「自己修練の場」であることを忘れてはならないと述べました。大きな予算を管理し、効果的な活用方法を考えることが、個々の成長や組織運営の経験につながるため、会員数の増加はその学びの機会を拡大することにも寄与すると説明されました。

講演を受けて
今回の講演を通じて、私たち甲青年会議所は、「会員拡大は目的ではなく、手段である」という視点を再確認しました。地域の課題解決のためには一定の会員数が必要であり、そのためにも「なぜこの人数が必要なのか」という具体的な数的目標の理由を組織全体で理解することが重要です。
今後、私たちは青年会議所の魅力をより多くの人に知ってもらい、自発的に参加したくなる環境づくりを意識しながら、会員拡大に取り組んでまいります。改めて、貴重なご講演をいただいた馬場直前理事長に心より感謝申し上げます。

(公社)春日部青年会議所 第60代理事長 馬場茂明君
『頼まれごとは試されごと』
自己の経歴を話す上で、馬場氏が自身の心がけとして講演会冒頭で語ったクロフネカンパニー社長中村文昭氏の有名な発言。
2014年 (公社)春日部青年会議所 入会
(公社)春日部青年会議所 次世代育成委員会
JAYCEE育成塾
2015年 (公社)春日部青年会議所 会員拡大会議副議長
埼玉ブロック協議会 元気な運動支援委員会 委員
2016年 (公社)春日部青年会議所 地域創造委員会 委員長
2017年 (公社)春日部青年会議所 総務財務委員会 委員長
2018年 (公社)春日部青年会議所 次世代育成委員会 委員
埼玉ブロック協議会 つながる埼玉創造委員会 委員長
2019年 (公社)春日部青年会議所 会員研修委員会 副委員長
(公社)日本青年会議所 関東地区協議会 国土強靱防災減災委員会 委員長
2020年 (公社)春日部青年会議所 55周年準備委員会 副委員長
2021年 (公社)春日部青年会議所 副理事長 会員室担当
2022年 JAYCEE育成塾 塾長
(公社)日本青年会議所 JCI関係委員会 運營幹事
2023年 (公社)春日部青年会議所 副理事長 育成室担当
2024年 (公社)春日部青年会議所 理事長
2025年 (公社)春日部青年会議所 直前理事長
関東地区協議会 副会長
(公社)日本青年会議所 関東地区協議会 ホームページ
https://www.jaycee.or.jp/kanto
(公社)春日部青年会議所 ホームページ
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まちが変わる
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