一般社団法人甲府青年会議所は、2026年8月21日(金)から8月23日(日)にかけて、ミライ共創事業の第五章として「シンガポール海外研修」を開催いたしました。本研修は、青少年がこれまでの事業を通じて自ら企画・開発した商品を、多民族・多文化が交錯するアジアの経済拠点・シンガポールにてプレゼンテーションし、海外展開の可能性と現実的な課題を直接検証することを目的に実施いたしました。
ご協力いただきましたJCIシンガポールの皆様、事業開催にあたり多大なるご支援を賜りましたスポンサー企業ならびに関係諸団体の皆様、そして大切なお子様をお送り出してくださいました保護者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

1. 現地移動・異文化体験
現地到着後は、現地ガイドの方に詳しい情報を解説いただきながらバスで移動し、活気あふれるホーカー(ラウ・パ・サ)や各マーケット(アルバートセンター、テッカセンター)での食事・現地視察を行いました。多様な言語や文化が混在する熱量を肌で感じ取ることで、日本と海外における価値観や商習慣の違いを身体感覚として理解し、翌日のプレゼンテーションに向けた視野を広げる貴重なプロセスとなりました。

2. JCIシンガポール訪問・プレゼンテーション
本研修のメインコンテンツとして、JCIシンガポールを訪問し、現地ビジネスの最前線で活躍するリーダー陣に向けたプレゼンテーションを実施いたしました。
【ご協力者・講評者】安田 哲 氏(シンガポールJC 2025年度会頭/ビンテージマネジメント株式会社 代表取締役) JCIシンガポール メンバーの皆様

プログラム冒頭では、安田直前会頭より「越境の可能性」と題したご講演をいただき、多文化市場におけるチャンスの捉え方やグローバルな視点でのビジネス思考についてご指導を賜りました。続くプレゼンテーションでは、青少年たちがこれまで何ヶ月もかけて試行錯誤を重ね、何度も練習してきた成果をぶつける場となりました。完璧な英語ではなくとも、自分たちが思いを込めて作った商品の写真や手作りの資料を必死に掲げ、緊張で手を震わせながらも、真剣な眼差しで現地の審査員一人ひとりの目を見て堂々とアピールする姿がありました。




海外市場の第一線で活躍する経営者や現地メンバーからは、商品コンセプトの独自性に対する評価だけでなく、「誰に・なぜ売るのか」というターゲット設定の奥深さや、現地の商習慣における厳しい市場性・改善点に至るまで、本気のフィードバックが寄せられました。手作りの挑戦を本気でぶつけ、本気の大人から直接意見をもらったこの体験は、単なる「海外体験」に留まらず、自分のビジネスを客観視し、何度でも修正して立ち上がる「泥臭い改善思考」と「やればできるという本物の自信」を青少年の心に深く刻む絶好の機会となりました。

さらに本研修は、参加した青少年にとっての学びにとどまらず、我々青年会議所メンバーにとっても極めて大きな教訓と成長の場となりました。言葉や文化の壁に怯まず、全身全霊でぶつかっていく青少年の真っ直ぐな挑戦姿勢を目の当たりにし、大人である自分たちがいつの間にか失敗を恐れて小さくまとまっていなかったか、自らの事業や地域開発において強く自問自答させられました。青少年に伴走し、彼らが限界を超えて成長する瞬間を共に創り上げた経験は、我々JCメンバーにとっても今後の地域運動を展開する上での大きな原動力と覚悟を植え付ける貴重な学びとなりました。


一般社団法人甲府青年会議所は、本海外研修を通じて得られた「多様性を意識した視点」「自ら考え改善する実践力」そして青少年の確かな成長を糧とし、今後も地域と世界を繋ぎ、失敗を恐れず挑戦し続ける次世代のリーダー育成に邁進してまいります。結びに、本研修の実現にあたり温かいご指導とご支援を賜りました関係各位に心より深謝申し上げます。
