2023年11月29日、昭和町長 塩澤浩様と東原理事長の対談が行われました。
人口減少・少子高齢化が進む山梨県において、企業立地や移住定住を実現している昭和町。地域を引っ張るリーダーとして奮闘する塩澤町長から多くの学びをいただきました。来年のスローガンである「ユーモア」を掲げて地域活性化を目指す甲府青年会議所が、昭和町とともに新たな取り組みを目指す第一歩となる対談になりました。
以下、対談の内容です。
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東原理事長:昭和町は、イオンモールを中核にして若い世代が集っている印象があります。小売店や飲食店など新規開業も多く、活気があると感じています。
塩澤町長:新たにお店を出す方や企業を立ち上げる方々のスタートアップ支援を昭和町商工会が中心となって行っています。
融資など金融面でのサポートをはじめ、国が行っている持続化補助金などの制度を活用するとともに、昭和町商工会独自の補助制度もあります。
東原理事長:事業を始める若い世代には、大変ありがたいですね。
塩澤町長:経済産業省をはじめ、国や自治体には色々な補助制度があります。事業を展開する方々は、上手に活用していると感じます。
組織も同じです。自分が所属する組織の中で、自分がどのように組織に貢献できるのか、かつその中で得た知見・人脈を活かすことができるのかが、各企業の成長にもつながっているのではないでしょうか。
東原理事長:私たちも甲府JCの活動を通じて、色々な意味で成長させてもらっています。
塩澤町長:甲府JCは様々なテーマを設けて事業を展開していますね。自らの仕事以外に、多くの経験を得ることができるのは、皆さんの将来に向けて必ずプラスになるはずです。
若い世代の皆さんにどんどん挑戦してほしいです。
東原理事長:ありがとうございます。
甲府JCの会員数は年々、減少傾向にあります。
2024年度の新体制のスタート時で約80人となりますが、私が入会した当時より確実に減少しています。
一方で、女性会員の比率は上がっているのが特徴です。
塩澤町長:今年は女性初の甲府JC理事長も誕生して、注目も高まっています。
女性活躍の時代に、皆さんに頑張ってもらいたいと思います。
東原理事長:ぜひ、町職員の若い皆さんにも一緒に活動してもらえるように声を掛けてください。一緒に地域活性化を目指して活動できればと思うので、よろしくお願いします。
塩澤町長:かつて平成の大合併前は、世代に関係なく各町村で交流が盛んだった時期があります。町職員の若い世代は、そういった場面で交流を深めてきたところがありますが、最近は合併により町村数が減少してしまい、そういった機会が少ないのが実状です。
東原理事長:各市と町村の交流が少なくなったのですね。
私たち甲府JCも各市町と密接にかかわって、イベントや事業を展開したいと考えていますが、十分に関係が構築できていないと感じています。
塩澤町長:甲府JCの皆さんほど組織に誇りを持って頑張っている若者はいないと思います。本当に頑張っていますね。伝統を引き継ぎながら、改革を進めていってください。
共通した課題を見出して、協力して取り組んでいきましょう。
東原理事長:新しい1年を通じて、昭和町と連携を深めて一緒に活動していきたいと思います。
ぜひ、よろしくお願いします。
塩澤町長:ありがとうございます。よろしくお願いします。皆さん頑張ってください。