理事長所感

理事長所感(9月)

処暑の候
 猛暑激しい日中を経て、夕方にもなれば長い夏の終わりをようやく感じることになってきたこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 8月はお盆休みもあり、日々の忙しい仕事の合間にたっぷりと家族サービスに明け暮れ、心身ともにリフレッシュできた方、より疲れた方もいるのではないでしょうか。私もつかの間の休日を家族とともに過ごし、リラックスした時間を過ごすことができました。

 さて、8月9日に甲府青年会議所主催の異業種納涼会が開催されました。当日は50名もの若者(20歳から40歳)にお集まりいただき交流を深めることができ、大変盛況で、地元甲府を盛り上げたいという意欲や野心を感じることのできる素晴らしい機会となるとともに、主催側としては感慨深いものがありました。
青年会議所は日々、昼夜を問わず地域のこと、青少年のこと、組織のことを考え行動する機会が多いです。私たち会員は、お金をもらって活動しているわけではありません。むしろ年会費を収め、その資金を基に活動をしているのです。自分たちが進んでお金を払って活動することの意義や目的が人それぞれ違うことは明白ですが、支払っている金額に対しての対価を高めるのも下げてしまうのも自分自身であることを理解しなくてはなりません。我々の行う活動がこの山の都の成長に必ず必要なんだと信じて活動することは、やがて地域内に好循環を生み、自らが働き企業にとって恩恵をもたらす。それは住み暮らす家族にとってもポジティブな影響を与え続けるのではないでしょうか。私はそう信じています。

 今月の9月13日(金)にも異業種交流会を開催させていただきますので、是非これを読んでいる皆様のお近くに紹介したい方がいれば、積極的に参加を促していただければ幸いです。

 さて、話は変わりますが、8月例会では「JCドラフト2024」を開催いたしました。JCドラフトとはなんぞや?と感じられる方は会員にも多くいたので説明しますと、我々現役会員が選ぶ、「2025年度に委員長になってほしい人」、「今後の活躍を期待する人」を会員投票によって表彰する企画です。実は2021年に私が発案し例会内の1コーナーとしてやった企画なのですが、大変好評で、その後もささやかながら続けられてきた企画なのです。こちらを開催する意図としては、自らの青年会議所活動を周りの会員からどう評価されているのかを知り、今後の活動にさらに意欲的に取り組んでほしいという意味合いが含まれています。当日選ばれた方もそうでないかたも、自身を俯瞰的に捉えることができた良い機会であったのではないかと考えています。

 今月に入り、2025年度の組織も動き始めました。ほとんどの役員が次年度以降も役員として残ります。組織として健全化といわれると答えに窮することはありますが、甲府青年会議所のために役職を引き受けてくれたということに関しては感謝しかありません。心身ともに疲弊する場面も多いのが委員長という役割ですが、いつの日か毎年役職を受けなくても人財を次から次へと輩出できる組織にしたいと私は考えていますし、残りのJC生活はその点に最も力を注ぎ入れるつもりでいます。
73年という歴史の中で諸先輩方が「地域をよくする」「健やかな青少年を育てる」「青年会議所運動を広く伝播する」と言って流してきた汗や涙の一滴が73年目を迎えた本年、大きな流れとなって辿り着くことが来ました。私たち現役会員はこの大いなる流れを決して止めることなく、また一滴、また一滴と情熱を注いでいかなければなりません。あと4ヶ月。今よりも良い甲府青年会議所を目指して更なる高みを目指しましょう!No Limit!!