理事長所感

理事長所感(10月)

 秋分の候、皆様方におかれましては健やかにお過ごしされてることと存じます。日頃より(一社)甲府青年会議所の活動にご支援ご協力いただき、心より感謝申し上げます。

 夏の刺激的な暑さから一転、朝夕は急に涼しさを覚えるようになりましたので、体調など崩されぬようご自愛いただければと思います。

 

 さて、9月も当会議所はたくさんの活動を行ってまいりました。

 9月5日()には甲斐市長選公開討論会を行い、甲府開催にもかかわらず100名を超える観覧者に来場いただき大変白熱した討論会を行うことができました。青年会議所の活動だけで地域の未来を創造するのではなく、各地域と手を取り合い地域住民に対して自らの住み暮らすまちの行く末を検討してもらう機会を持ち続けることも大切であると改めて感じました。

 9月8日()はグリーンネクスト事業の解団式が行われ、青少年が1年かけて体験してきた学びを「金峰山の魅力マップ」に落とし込み、大人たち相手にチームごとにプレゼンをするというシビアでありながら個々の成長が随所に感じられる機会となりました。グリーンネクスト事業をやり遂げた青少年たちの成長はもちろん、事業を担当してくれた樋口委員長の解団宣言の言葉からも多くの成長を感じ取ることができました。

 「自然豊かな環境の中で青少年がいろんな体験を通して、友達との社交性や協同力、そして競争力を身に着けてほしいと願って事業を進めてきました。」この言葉は、私が所信を書いたときに出た言葉とまったく同様のものでありました。年間を通してうまくいかないことのほうが多くて苦悩し大いに苦労した委員長でしたが、この最後に出た解団宣言の言葉で私の心も救われる思いでいっぱいになりました。我々だって「青年」です。今の自分が人生において最高到達地点なんかではありません。まだ成長できる、もう一歩上を目指せる。そんな気概をもって今後も活動を続けてまいります。

 

 9月21日()は山の都彩広事業の集大成である9月例会を迎えました。「金魚とうろう祭」と銘打ち、奈良県大和郡山市との姉妹都市交流を起点に山の都に埋もれた魅力を歴史という観点で再発見し、両市につながりと新たな魅力を伝える機会となりました。年間を通して、地域住民の皆様に「もっと山の都の魅力を知ってほしい」「その魅力を山の都から広く発信していきたい」という願いにも似た感情の中で事業構築してまいりました。一つの成果として、金魚柄甲州印伝デザインコンテストを行い、全国各地から752もの作品が集まりました。最優秀賞を受賞された作品が実際に製品化されお披露目された時は感無量で胸が詰まったことを昨日のことのように思い出します。計画を何度も突き返され、多くの逆境をはねのけて実行してくれた風間委員長には感服いたしました。また、例会当日の金魚灯ろうにも多くの地域住民の皆さまにお集まりいただき、点灯式を行うことができました。暗がりの中でボウっと光る灯ろうの美しさと地域住民の笑顔、そして担当委員会の成功を信じて祈るような表情にヒトの美しさを感じました。毎年様々な事業を展開する中で、毎年結果は異なります。ただ、我々青年会議所の責務として「継続」して地域にインパクトを与え続けることが大切であると実感いたしました。

 

 最後に、今年度も残り3ヶ月となりましたが、会員拡大活動はまだまだ諦めていません。前述した様々な事業展開を興すにはまず人が必要です。流れ作業的に青年会議所活動を行うのではなく、本気で地域の未来を憂い、行動に起こしていく実践的なリーダーの輩出が常に待たれているのです。この山の都の未来を明るく豊かにしていくために、われらとともに活動してくれる若者を募集しています。ともに未来を作りましょう。

You More~No Limit!!