理事長所感

理事長所感(11月)

 早いもので11月になり、2024年度の活動も残り2か月となりました。気温の急激な降下に伴いセンチメンタルな気持ちになるのは日本人に備わっている気質でしょうか。皆様は体調変わりなくお過ごしでしょうか。ご自愛いただき、何かと忙しい師走に備えていただければと思います。

 さて、10月も甲府青年会議所では多くの活動を行ってまいりました。10月初頭には福岡県博多市にて全国大会が行われ、甲府青年会議所のメンバーも多く現地に訪れました。その中でも特に印象的だったのは、全体で行う卒業式典だったのではないでしょうか。卒業生お揃いの法被の背中には後輩たちが考え抜いた卒業生へのメッセージが寄せられており、式典会場前方で立ち並ぶ姿には感慨深いものがありました。青年会議所は入会年度も役職もキャリアも人それぞれではありますが、皆一様に想いは違います。やりきったと感じる人、やり残したことがあると後悔している人。様々な想いが交錯するから青年会議所は素晴らしいのだと実感しています。消えゆく花火の色がそれぞれ違うように、思い切りJC活動を駆け抜けた終わりの違いを眺めるのは美しい無形美であるとセンチメンタルな気持ちになるのです。と、冒頭文の回収のような文章になってしまうのでこの辺にとどめておきます。

 そして今月の甲府青年会議所の例会というと、10月26日に小瀬スポーツ公園で行われた「甲府大好き祭り」内でのハロウィン仮装コンテストです。当日は会員も仮装に身を包み、来場者に宝石さがしブースなどを提供し祭りを盛り上げていました。甲府大好き祭りは、甲府青年会議所の先輩方が立ち上げに参画し始まったと聞いております。そんな伝統ある地域事業に時を経て現役が参加し、多くの来場者に伝えていくことは非常に意義のあることだと思っています。青年会議所の活動は多岐にわたるし、素晴らしい地域振興事業や青少年の育成事業など毎年行っておりますが、なかなか多くの地域住民の皆様に正しく伝わらないのが長年の問題点であると個人的には思います。10月例会の担当をしてくれた広報戦略委員会は、例会当日だけでなく、SNSを駆使した広報活動を地道に行ってくれました。今、花が開かなくても、きっといつか今日蒔いた種は実を結ぶ。私はそう信じています。

 結びとなりますが、毎月のように書かせていただいている会員拡大について最後のお願いをいたします。多くの皆様のおかげで11月入会者見込みを合わせて2024年度の入会者は31名になります。近年稀に見る入会者数に浮足立ちそうになりますが、まだまだ目標には遠く届いておりません。40名という目標を年始に掲げ、シニア会員の皆様や現役会員の皆様を通じて候補者になりうる方と面談の日々を過ごしてきました。青年会議所に入会する理由はなんだっていいのです。「人脈を広げたい」「仕事につながるスキルを磨きたい」「同世代の仲間が欲しい」こんな想いを頭の片隅に寝かせている候補者はまだまだたくさんいます。先入観を持たずに近くにいる20歳から40歳以下の青年に声をかけてみてください。それとは反対に、声をかける人は理由から考えすぎなのです。「忙しいんじゃないか」「組織の雰囲気と合わないんじゃないか」等々。青年会議所は素晴らしい団体です。理屈抜きに声かけてみませんか。一歩踏み出すその勇気があなたの明日と、甲府青年会議所の明日を作ります。YouMore(ユーモア)な人生を始めましょう!