理事長所感

理事長所感(5月)

晩春の候、気温の温かさとともに花粉の多さに面喰い、鼻(花)しげしげと過ごしておりますが皆様の体調はいかがでしょうか。日頃より(一社)甲府青年会議所の活動に対して温かいご支援を賜り心より感謝申し上げます。

 さて、4月もあっという間に終わりを迎え、世間ではGW真っ只中であるかと思います。「あっ」という間という言葉の如く、一息ついている間もなく、日々を振り返る余裕もなかったように記憶しています。「朝、希望とともに目覚め、昼間一生懸命働いて、夜は感謝とともに眠る」ことこそが人間としての麗しい営みであると述べる政治家もいますが、私の場合は「朝起きてすぐ一日のタスクを確認し、昼間一生懸命働き、夜は泥のように眠る」という、ある種充実した生活を送っていました。忙しいという言葉を分解すると、心を亡くすと書きます。他にも、心を亡くすという言葉には「忘れる」という字もあるように、毎日の忙しさに日々の大切にしていたい価値観や相手を慈しむ温かな気持ちが忙殺されて、日本人らしい清らかな心を忘れてしまうのではないかと懸念しているのです。
 このように、忘れてはいけないと感じることが特に多かったのが4月でした。理事長という立場で初めて参加した創立記念例会は、やはり創始の想いに心を寄せることができる大変貴重な機会でした。なぜ青年会議所が創立されたのか。どのような想いで地域を支えてきたのか。自己成長とはいったい何なのか。甲府青年会議所シニアクラブの皆様からの言葉ひとつひとつに、青年会議所に対する熱い思いや未だ滾る夢を感じることができました。
青年会議所と向き合う中で、忙しくてついつい忘れがちになってしまう大切な心。青年会議所風に言うと、背景と目的です。自分は何を成し遂げたくて入会したのか、どんな成長を望んでいるのか。地域のどのような明るい未来を描いているのか。忘れてはならない背景と目的が私にもあったなと今更ながら思い出し、反省しました。現役会員の皆様は是非、自らの行動に自覚と責任と目的を持っていただきたいと思います。

 青年会議所は人あっての団体、人あっての事業、人あっての成長なのかなと考えています。73年間紡いできた地域の希望や未来の展望を消すわけにはいかないのです。多くの青年経済人がこの街で躍動し続けることこそが明るい豊かな社会構築のカギとなると考えており、そのためには常に新鮮な人材を確保し続けなければなりません。青年会議所は40歳になったら卒業を迎えます。持続可能なサイクルの中で不可欠なのが入会候補者なのです。
 「毎週末、同じ店で同じ顔触れの仲間と会い、同じ酒を飲む。その週に起きた芸能ゴシップニュースを酒の肴にして先週、先月と変わらぬ日々をただただ過ごす。もちろんそんな日々も悪いとは言わないが、せっかくの一度きりの人生、ドラマティックに自分を主人公にした人生を送りましょう。たくさんの苦悩や失敗は成功したときの大きな喜びや成長となって自分に返ってくるのです。」先日の創立記念例会で挨拶させていただいた際にお話しした一文です。是非、これを読んでいる皆様のお近くに候補者となりうる方がいらっしゃいましたら当青年会議所までご一報いただければ幸いです。
今月の甲府青年会議所の活動にご期待ください。