理事長所感(3月)

 梅の香りが爽やかに感じる季節となりました。年初の慌ただしいスケジュールも乗り越え、各委員会の様々な事業が本格的にスタートし始めました。事務局では様々な委員会が開催され、打ち合わせや準備が行われています。

 前回の私の所感から本日までに実施された例会や諸事業は対内向けのものが多く、関係者以外の皆様には活動が見えにくかったのではないかと思います。ホームページでの報告と重複する部分もあるかと思いますが、私からも簡単に振り返りつつお話させていただきます。

 この間に開催された例会は2月例会「めざせ、JCマスター」でした。前半に公益社団法人日本青年会議所の研修プログラムの一つであるVMV(Vision Mission&Values)を受講し、後半は担当委員会手作りのカルタを使って甲府青年会議所の代表的な事業についての知識を深めるゲームを実施しました。担当委員会はJC活動支援委員会。歴の若い会員にJC活動の意義や目的を知っていただくとともに、そうでない会員にも今一度活動を見つめ直していただく良い機会になったかと思います。なお、例会のタイトルから、一世を風靡し今もなおファンの多いあの人気ゲームを連想される方がいらっしゃるかと思いますが、まさにそのゲーム風の設えで例会が準備されておりました。参加者を楽しませたいという委員会の意気込みが感じられる例会でした。対内的な事業・例会のこのようなアットホームな空気感というものも大事にしながら、会員にとって1年間メリハリのある事業・例会の構築を行ってまいりたいです。

 また、この間、「JCNEWS」という甲府青年会議所の広報紙の発行を行いました。こちらは例年、甲府青年会議所シニアクラブの皆様向けに作成しておりましたが、本年は会員家族の皆様にもお届けします。より分かりやすいように、会員家族の皆様には別途「追補版」をご用意し、そちらもあわせてお届けしますので、家族のJC活動を知っていただく契機としていただければ幸いです。

 そして、毎年作成している会員名簿の発行も行いました。今年は、紙媒体での作成とともに、アプリ版も用意しました。会員がさらに活動しやすい環境の構築のため、また、SDGsの取り組みの一環としても、意味のあることだと思っております。来年度以降も会員及びシニアクラブの皆様に利用を継続していただけるように、使い勝手のよい仕様を目指し改善を重ねてまいりたいと思います。

 3月は3月例会(地域の魅力実感)が開催されます。今年度は「温泉銭湯」をテーマに地域に向けて事業を展開してまいりますが、3月はまずは会員向けに、「温泉銭湯」の魅力を体感してもらえる機会を作ります。甲府市住吉にある「ふじ温泉」にて、温泉銭湯とアウトドアサウナをかけあわせた体験をしてまいりますので、報告を楽しみにしていてください。また、地域の皆様に向けた様々な企画については、ホームページ内で湧き上がれ地域の魅力委員会の笠井委員長が「事業紹介」としてご説明しておりますので、ぜひご覧ください。

 長くなりましたが最後に、2月の所感でも触れました、台湾の高雄青年会議所の創立65周年式典での私の中国語のあいさつに関して、補足してご報告させていただきます。ホームページの記事では「大島理事長が中国語で挨拶をし、観衆を惹き付けておりました。」と書いてくれていますが、そんな格好の良いものではなく、実際にはカタコトの中国語のスピーチであり、原稿を読むのが精一杯というものでした。しかし、おそらくあまりにカタコトの発音でのスピーチだったからだと思いますが、高雄青年会議所の皆様へのサプライズにはなったようで、「最初だけかと思ったよ」「びっくりしたよ」と友人たちも喜んでくれていました。肝心の話の内容は伝わっていたのか非常に不安ではありますが、「(話の内容)分かったよ」「バッチリ」という優しい友人たちの言葉を心の糧にしていきたいと思います。スピーチの作成にご協力いただいた林先輩ありがとうございました。また、出発の数時間前にお会いした先輩からはお志をいただきました。大切に使わせていただきました。どうもありがとうございました。