2022年11月10日、中央市長 望月智様と大島理事長の対談が行われました。
リニア開発というテーマを中心に、三市一町がどのように連携を取りながら県土づくりを進めていくべきかについて望月市長のお話を伺うことができました。交通整備や企業誘致などさまざまな視点から中央市の構想を考えられており、甲府青年会議所の今後の活動にも学びの多い対談となりました。
以下、対談の内容です。
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大島理事長:来年、理事長をさせていただく大島です。甲府青年会議所の活動エリアは三市一町なのですが、中央市さんとコラボする企画がなかなかできていないので、私たちにこんなことをしてもらいたいなどご要望があれば是非おっしゃっていただければと思います。
望月市長:今年は親子ふれあい写生大会の表彰式に参加させていただきました。また中央市長賞という形で中央市のお子様に贈呈できました。今後も、中央市として企画・提案できればと思いますのでよろしくお願いします。
大島理事長:リニアや山梨中央ロジパークなど、中央市がとても湧いていると思います。市長は、リニアの利益を享受する地域をどのように展開していきたいとお考えですか。
望月市長:まずは新たに企業立地推進室という組織を立ち上げました。この組織からスピード感を持って、街づくりの構想について県とすり合わせを行っていきます。市独自では難しいので、県と方向性を合わせて、さらに甲府市との関連性も考慮して進めていきたいと思います。
大島理事長:今までは三市一町の連携が少なかったイメージなのですが、やはりリニアのことがあって連動してきているように感じております。
望月市長:リニアを中心とした県土づくりとして、それぞれがバラバラに動くのではなく、共有できるものは共有しながら進めていかないと山梨県としての県土づくりはできないと考えております。
大島理事長:大きく動いていきますね。企業を誘致して、多くの人が利用して潤っていくといいですね。
望月市長:そうですね。さらに定住人口も増やしていくことを考えると、賃貸住宅なども建てられたらいいなと思います。
大島理事長:楽しみですね。これだけたくさんの動きがあると、それに合わせてやることもたくさん出てきますね。
望月市長:ワクワクしながらやっています。企業立地推進室が立ち上がっているので、これらの構想に対していくつかの案を作っていきます。
大島理事長:私たちは来年度、温泉をテーマにPRしていきたいと考えております。山梨は色んな泉質が湧いているという地の利があるので、そこをうまくつなげて起爆剤になるようなご提案ができればと思います。
望月市長:市川三郷町の「みたまの湯」はとても盛況ですし、民間のノウハウを取り入れて行政だけではできないことをうまくやられていると思いますね。
大島理事長:開発の方向性などをお聞きできて大変勉強になりました。
望月市長:中央市は相対面積が小さいコンパクトシティです。ただ、小さいながらも商業・農業・工業など全てが集積していることは1つの売りだと思います。
大島理事長:山梨県全体では人口減少といいますが、中央市は横ばいですよね。人口流出を防いでいるという点では大きな成果ですよね。また、環状道路や中部横断道にも近いということで道路や交通も大きな要因ですね。来年、山梨ブロックの方でリニアをテーマに大会を計画しているみたいなので、その際はまた是非ご協力をお願いいたします。
望月市長:分かりました。是非よろしくお願いいたします。
大島理事長:本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。